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2024/05/05 (Sun)
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2011/10/04 (Tue)
伊坂幸太郎さんの名作「オーデュボンの祈り」を見てきました!
正直あの作品をどう舞台化するんだろうと思っていたけれど、
話の筋もとおっていておもしろかったです。
ただ、原作を読んでるからこそ楽しめるんだろうな、とは思いました。


以下ネタばれになってしまうので注意してください。

ラサール石井さんが演出ということもあってか
ちょこちょこコメディ要素もあったのは意外でした。
何より意外だったのはラサールさんが笹岡役で出演したこと。笑

一番懸念していたのは「かかし」だったのですが、
大胆にも最初はかかしの人形と音声、
そのあとは実際に人が演じていました。
私のイメージする優午はもっと若い声だったのですが
演じていた人は割と落ち着いていて、けど優しい声だったので
人が出てきてもそんなに違和感なく見ていることができました。

そのほかのキャラクターも個性がはっきりしていてよかったです。
ただ最初にも言ったように、コメディ要素が割とあったので
轟さん、日比野などは結構おもしろいキャラでした。

演出的にも抽象劇なのですが照明がとてもきれいな色で、
しかもどこでのシーンなのかがわかりやすくなっていました。
荻島と仙台との同時シーンもわかりやすかったです。

ただ2時間半にあの話を納めるのは短いのかなーとも感じました。
最後のストーリー展開が急というか、私としては
すべての出来事がつながっていたということが好きな部分だったので
そこをもっと大切に時間をかけてほしかったな、と。

あとは欠けているもの「音楽」がまさか生演奏だったのですが
そこが本ではなく舞台らしさを生かしたな、という印象も受けました。
逆に本の中で「音楽」が欠けているという案は
実は斬新だったのかな、とも思えました。
というのも、読書ではどうしても音楽を聴くことができないから。
だからかはわからないけれど、本を読んだとき
私はあまり「音楽」に焦点がいきませんでした。
アルトサックスの生演奏は「舞台版」ならではですね。

オーデュボンの祈りは私が読書好きになったきっかけでもあったので
舞台を見るのは少しどきどきしていたのですが、
舞台版ならではの良さがあってよかったです。
数年ぶりに原作を読んでみようかな、と思います。

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2011/09/28 (Wed)
有川浩さんの作品は「阪急電車」に続いて二つ目でした。
この作品は手話についての授業の中で先生が紹介したもの。
私はいつも本屋に行って、その場で読む本を決めるのですが
有川浩さんの作品は好きだったので、勧められるまま読むことにしました。

素直な感想として、暖かいラブストーリーでした。
きっかけは手話や聴覚障害についての授業で、
実際に聴覚障害をもった女の子がヒロインですが、
そのことを押し出すわけでもない、素敵な恋のお話だと感じました。
内容も重たい印象はなく、とても読みやすいもの。

有川さんもあとがきで述べていたように、ひとみはごく普通の、等身大の女の子。
ただちょっとハンデがあるだけ。
そんな言い方は軽いかもしれないけど、
ハンデをいい意味で軽いものだと考えられるようになりました。
健聴者だからそう言えるのかもしれないけど、
それでもハンデがあっても等身大な女の子には変わらないんだ、
と思うことはいいことだと思います。

もうひとつ学んだのは、ハンデを楯にするべきじゃないってこと。
私は何か悪いことがあるとすぐ悲劇のヒロインを演じてしまうんです。
でもこの作品を読んで思いました、くだらないな、と。
悲劇がなんだ、ハンデがなんだ、辛い過去がなんだ。
そんなのみんなにだってあるし、楯やささくれのように、
武器として使うものじゃないんです。
相手にそういったことを話すのはもちろん駄目ではないし、必要なときもある。
けど、それを武器として使うのは違う、そう感じました。

今まで恋愛ものを読むとどこかで主人公の男性に惹かれていたのですが、
今回私は伸同様に、ひとみの言葉に惹かれていました。
やっぱり言葉はすごいんだな、素敵なものだな、と。

以上、つたないながらも初レビューでした。
いつかひとみさんのような素敵な言葉で書ける日が来ますように。
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